2017年8月11日その他
長寿になるための5つの条件
表題のような話を、実はいまからもう14年ほど前に自分の著書のなかで述べたことがあります。いま振り返ってみると、なかなかどうしてと頷くところがあります。
1. 遺伝子要因
2. 社会的、行動学的要因
3. 環境要因
4. 精神的要因
5. 肉体的要因
ごく簡単に説明すると、1は長寿の遺伝子を持っている人でこれはどうすることもできません。2の社会性に関しては、安定した家族生活や友人関係、あるいは社会とのつながりを指します。行動学的には、怒りっぽい人、攻撃的な性格の人は動脈硬化が進行しやすいという海外のデータがあります。過度の飲酒も寿命を縮めますので、適量を知ることが大切かと思います。
4の精神的要因は脳細胞の老化防止策を考えるということです。自分的には、実は3と5が一番個体に影響を与えるのではないかと感じています。
3はたとえばきれいな空気を吸うとか、事故に会いやすい場所や環境には近寄らないとか、いうことで、たばこは吸わない、車に乗るときはシートベルトをする、命にかかわるような仕事や運動はなるべくしない、などです。
5の肉体的要因に関して、運動も有酸素運動云々ということだけで考えるのでなく、楽しんで、長期に続けられることをする方がよいのではないかということです。ゴルフでも、テニスでも、水泳でも自分で好きなことを続けることだと思います。ジムの器械をつかったフィットネスも続けばよいですが、歳とってもできますか?ということです。運動が苦手な方は、歩くこと、ショッピングしながら歩くことだけでもよいかと思います。
そして食生活に関してですが、よくカロリー摂取が少ない方が長生きしますよ、という識者のコメントを見かけますが、みなさんご存知ですか?これって、マウスとか小さな生物でしか確認されてない実験結果なのですよ。医学の研究の歴史において、マウスの実験でよい新薬が見つかったと思っても、人間には全く効かなかったという例は多々あります。人間にとって、過度のカロリー制限、高タンパクダイエットが本当によいのか、そういうことはまだわかってないのです。
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