Archive for the ‘再建、一般形成外科’ Category

大学病院で行う美容医療

月曜日, 10月 16th, 2017

美容医療をお考えの患者さんは、多くはいわゆる民間の「クリニック」を受診されることが多いかと思います。当院の院長は、やはり、多くはクリニックで患者さんを診ておりますが、大学病院での診察、治療を勧める場合があります。それはクリニックに設置されてない特殊なレーザー機器を使用する場合や入院をして行った方がよいような大掛かりな手術を考えている場合です。
 
大学病院で、入院して手術を受けることは、実はとても安心で安全なことです。例えば、当院の院長が非常勤講師をしている大学病院には手術室が20室以上あります。非常に難易度の高い手術や、身体の弱っている重症患者の手術も行っています。これは、裏返せば、美容医療の手術においても、万が一の不測の事態が起こっても、対応できる体制があるということです。形成外科の専門医スタッフも何人もいますし、麻酔専門医も看護スタッフも多数います。最悪の場合、人工呼吸器や輸血の手配もできます。また、術後にもし具合が悪くなっても、すぐに医療スタッフが駆けつけてくれます。
 
そういうことで、当院ではケースバイケースで、患者様にとってよりよい選択と思われる際には、大学病院でのケアを勧めることがあります。

傷跡の治療に関して

月曜日, 9月 18th, 2017

傷跡にもさまざまな原因があると思いますが、色の変化で見ていくと、赤っぽいもの、茶色いもの、そして白い線状のものがあると思います。赤っぽいものや茶色いものは、紫外線を避けて、保存的な治療をしても徐々に良くなることが多いですが、そうならない場合やもうすでに白くなっている場合、通常の治療ではなかなか改善しません。
 
当院では、そうした傷跡に対して、医師が非常勤スタッフとなっている大学病院と連携してアメリカ製のフラクショナル炭酸ガスレーザーを用いて治療を行うことがありますので、ご関心のある方はお尋ねください。

形成外科と美容外科の違い

火曜日, 10月 4th, 2016

アメリカでは形成外科医=美容外科医という認識が一般にあります。アメリカには形成外科専門医はあっても「美容外科専門医」はありません。すべての形成外科専門医が美容外科の専門医でもあるという風に考えられているからです。
 
  一方で、日本では形成外科専門医はかならずしも美容外科医ではないと考えられているようです。形成外科専門医の研修課程において、教育機関で美容医療をほとんど教えていないことも関係あるのかもしれません。また、アメリカと異なり、歴史的に美容外科医が形成外科医よりも先に国民の意識に浸透していったことがあるのかもしれません。日本には形成外科の専門医を有しないいわゆる美容外科医が多数存在します。したがって日本では、資格を明確にするために形成外科専門医とは別に、新たな専門医制度機構のなかで美容外科専門医制度を作ろうという動きがあります。
 
  アメリカ形成外科学会は美容外科の専門医を作る考えが全くないようです(公式見解)。これには上記のような背景の違いが関係しています。