豊胸バッグの抜去手術に関して

豊胸手術をしてから数年から10年くらいで、かなりの確率で(最大25%)インプラント(日本語で言うプロテーゼは英語ではインプラントという)の周りに厚いカプセルができてしまいます。これを豊胸バッグのカプセル化と言い、アメリカでは3つのグレードで分類しています。グレード1は触るとちょっとシワシワ感があるが、見た目には異常がないもの、グレード2は皮膚表面にシワが浮き出てきているもの、グレード3はそれに加えて痛みを伴うもので、抜去手術が必要になります。
 
豊胸バッグの抜去術ですが、簡単な手術ではありません。バッグを取り出すだけでは不十分な結果を招くことがあります。バッグの表面に密着しているカプセルも同時に除去する必要があります。特に、バッグの前面のカプセルは除去すべきとされています。そうしないと、カプセルが全周にわたって残存し、嚢胞となってしまいます(Seroma: セローマという).
 
カプセルの除去に際しては、かなり出血することもあります。したがって当院では、こういう手術は外来手術で行うことを勧めておりません。当院の医師が主治医となって、大学病院で手術をする方法をお勧めしております。

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